ここでは、基本的なレッドビーシュリンプの飼育方法をご紹介します。
基本的なことだけですので、個別に気になることがありましたらメールでお尋ね下さい。
*エビ飼育を始めてみたい、購入を検討されているお客様、事前の準備に関するご質問承っております。御気軽にメールでどうぞ
まず、飼育器具から〜
@水槽 レッドビーシュリンプは、どんどん増えるので、できれば始めから大きめの水槽をお勧めします。一般的な60センチレギュラー水槽があれば200匹以上でも大丈夫なので、あとあとを考えるとこれくらいあれば安心です。
エビが慣れるまでは、水質変化に弱いので、水量を確保し水質と水温の変化を緩やかにするためにも、大きい水槽は有利です。
最低45センチ水槽、できれば60センチ水槽以上を準備して下さい。
Aフィルター
外部式、底面式がメジャーです。上部式でも問題ありません。
どんなフィルターを使うにしても、エビが吸い込み口から吸いこまれないようにしてください。スポンジやストッキングのようなものをかぶせてください。
当店では底面式と投げ込みフィルターを合わせて使うパターンが主ですが、爆殖を繰り返しています。(爆殖⇒1年弱で10匹以下が400匹ほどに増える事。)
底面式と投げ込み式、外部式と底面式など2種類以上を合わせて使うと、メンテナンスにも有利です。
B保温・冷却器具 ヒーターとサーモスタットは通常の熱帯魚用で問題ありません。
水温を上げることより、下げる事のほうが大事です。特に夏場は水温28度から30度を越えると全滅の可能性が高くなります
冷却ファンで27度くらいに下がれば良いのですが、アパートや昼間締め切った家だとクーラーが必要になってくると思います。
C照明 もともときれいなエビたちですが、光が悪いとせっかくの綺麗な色も引き立ちません。光量が少ないと色もくすんできます。
できるだけ明るい照明をつけてください。ただし、強い光は水温も上昇させるので、夏場は対策が必要です。
D底砂 レッドビーシュリンプにはソイルをおすすめします。いろいろなメーカーからレッドビーシュリンプ専用を含め数種類出ていますが、それぞれに特徴があります。
オススメは数種類のソイルを何層かに敷く方法です。
当店でも3,4層に敷き分けて使います。
E鉱物 モンモリロナイトなど水質保持、水の活性アップ、色揚げ、脱皮不全、繁殖促進、成長促進などの効果があるので入れておくと、レッドビーシュリンプには有利です。
Fその他の小物 網や水温計など一般の熱帯魚飼育で必要なものは、ここでは省略させていただきます。ただ、網は選別に使いやすい小型のものがいいでしょう。
さて、続いて環境面です。
@水温 22〜24度が最適です。活動範囲は17〜28度くらい、生存レベルは13〜30度くらいです。
28度を超える環境が続くと次々と死亡します。
また、温度変化が激しい環境だと、死亡する個体が増えたり、脱卵する個体も増えます。
APH(ペーハー) 弱酸性(PH 6.6〜6.8)くらいが理想です。
ソイルを使っていれば、エビに適したPHに保ってくれますので、あまり気にしなくても大丈夫です。
Bレイアウト 水草水槽がエビたちもきれいに見えいいと思います。流木も愛称良いです。意外と見逃すのが魚との混泳です。稚エビは魚のよい餌になりますので、エビを増やそうとすれば魚との混泳はNGです。
C導入方法 お客様からの質問で多いのが(と言うかほとんどは)「エビがぽつぽつ死んでいく」という質問です。ぽつぽつ死ぬのは、亜硝酸濃度が高いケースや、水槽内のバクテリアバランスができておらず水質が良くない場合が多いようです。
できれば5,6匹のレッドビーを先に導入し2から4週間飼育しバクテリアを増やしておき、そのエビたちが活発に活動するようになってから追加すると間違いありません。
また、水槽導入時には、水あわせを時間をかけてするとよいでしょう。点滴式で慎重に行うのもいいですが、そこまでしなくとも@袋のまま30分浮かべる A袋の水を半分捨て、捨てた水と同量の水槽の水を袋に入れ30分待つ。 Bもう一度Aを繰り返す。をして水槽に導入してください。
Aを繰り返すほど水質変化が穏やかになるので時間があれば1回の捨てる水の量を3分の1にして3,4回繰り返してください。
交配について
・レッドビーシュリンプがたくさん増えてきて何代にもわたって繁殖を繰り返すと、色が薄くなってきます。
そのような事を避けたり、自分好みの色や柄の個体を作出するために、選別・交配を行います。
選別は、自分の好みの色柄や、色の濃い個体を7匹程度すくいだします。(他の個体を別水槽に移してもいいと思います)
レッドビーが1センチから1.5センチくらいまでの時期に選別をすると良いです。
小さいうちは見にくいですし、大きくなりすぎると交配をはじめてしまいます。
そのように選別した個体が交配し、その子供が生まれますが、まだまだ思うような個体は生まれて来ないと思います。
そこで、さらにその子供たちの中から気に入った個体を7匹程度チョイスし、同じように交配させます。
そうして、だんだんと代を重ねていくと色の濃い個体や、狙った柄の個体が生まれてくるはずです。
時間のかかる事ですので、途中で色や柄のキレイな個体をショップで数匹購入し、それらと交配させても良いと思います。
そちらのほうが早くキレイな個体も生まれますし、血が濃くなり過ぎない分、成長や繁殖力の低下も避けられます。
さらに詳しい・具体的な情報は下記の項目をチェックして下さい!!